奨学金は有利子と無利子の奨学金が存在します。無利子の奨学金でも借りられる金額にもよりますが、4年間大学で奨学金を受け取ると200〜300万程度の金額になりますので、それを社会人になって毎月返済していくことになります。今回は奨学金の返済について、返済が滞った場合、どうなるのか、返済の仕方、いつから返済が始まるのかなどに関する情報をご紹介します。
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奨学金は返済不要・免除はあるの?
返済不要の奨学金もありますが、基本的には奨学金は返済が必要なものが多く、日本学生支援機構の貸し出している奨学金が一番有名です。
無利子の奨学金はありますが、基本的返済が必要になりますので、どこかで奨学金が返済になるのではないか?という考え方は捨てましょう。
奨学金の返済が滞っているとどうなる?
日本学生支援機構が提供している奨学金ですと、奨学金の返済を滞ると日本学生支援機構から手紙が届き、それでも滞っていると、債権回収の会社に業務委託がされ、そこから支払いのお知らせがやって来ます。
奨学金返済が滞った時の流れ
- 日本学生支援機構から支払いのお知らせが来る
- 債権回収業者に債権の回収を委託した旨の連絡が来る
- 債権回収業者の連絡が増える
- 債権回収業者が裁判所に申し出をする
- 裁判所からの手続きの連絡がくる
このような流れになっています。
最後の裁判所に出廷を求められると、必ず行かなければいけません。裁判所からの通達には、日本学生支援機構からの返済の条件が記載されているので、しっかり目を通しておくことをオススメします。
ステップ5:裁判所からの出廷要請
奨学金の返済を無視しているとこのような流れになるので随時返済していくことをオススメします。裁判所の準備などはかなり大変ですし、わざわざ出廷する必要になりますからね。
そうならないために、手元にお金が足りないなと思ったらキャッシングで数万円借りるというのも手です。
社会人になると飲み会や付き合いで出費が重なったり、誰かの結婚式に呼ばれ、、ということも少なくありません。急な出費が重なってなかなか奨学金が返済できないとなると大変です。
プロミスや、アイフルは30日間利息がかからないので、次の月の給料で借りた分の料金を返済すれば問題ありません。返済計画を立てておいて、借りれば問題ありませんので、もし現金がたりなくて悩んでいるという方はこちらを利用してみてください。
奨学金の返済は月額いくら?
奨学金の返済金額は、日本学生支援機構か奨学金を借り入れした団体と直接交渉して決定することができます。
日本学生支援機構ですと、5000円前後からの返済にのってもらえます。もし収入が低いという方であれば、返済金額ももっと調整していただけますし、月の飲み会1回分程度ですので、よほどのことがない限りしっかり返済していくことができる金額です。
もし支払いが滞ってしまうと積み重なって返済も大変になりますので、しっかり返済していくことをオススメします。
奨学金 返済期間はどのくらいになるの?
奨学金の返済期間はどのくらいの料金を借りたのか、まとまった金額を返済できるのか?によっても異なって来ます。
- 大学4年間で300万円を借りた場合
- 30年間で返済するとすると、年間10万円の支払いが必要(月8300円前後)
返済期間はだいたい30年〜35年が大半
基本的に奨学金を借りるときに返済期間が提示されていますが、返済期間はだいたい35年などと設定されています。月1万円前後であれば、スマートフォンなどの通信費とほぼ変わりませんし、生活に問題があるレベルではないでしょう。
借りる金額が多ければ多いほど、月の支払い料金が増えますし、早く返したいという方であれば、まとまった金額をボーナス月などに返済することもできます。
これは奨学金を借りた団体に連絡して、振り込めば良いので、まとまった金額を一気に返済したいという方は連絡をしてみましょう。
奨学金の返済はいつから?返済猶予ってあるの?
奨学金の返済猶予は、半年から1年程度あります。返済が滞っていると奨学金を借り入れした団体から連絡が来ます。そこで返済についての相談をすることになり、だいたいの猶予期間として半年から1年あれば大丈夫ですかね?という話になります。
その間に収入が低いのであれば、転職を考えたり、スキルアップをして給料を増やすための時間に当てることをオススメします。
また、そのような話をすると相手も待ってくれますので、自分が返済意思がしっかりあることは伝えておくようにしましょう。
相手から信頼されることがまず大切です。
これは収入のレベルにもよりますが、収入が低ければ返済が厳しいこともありますよね。
この返済猶予は返済が始まる前に連絡しておく必要がありますので、毎月返済していくのが厳しい、と思ったら予め連絡しておくようにしましょう。
そうでないと、上記で紹介した通りの流れになってしまいます。
奨学金が返済できない、返せないというとき
奨学金が返済できない、返せないという時は、思い悩まずにまず奨学金を借りた団体に相談してみることをオススメします。返済までのスケジュールを立てて、しっかり改善していくようにしましょう。奨学金返済までのステップを流れでご紹介します。
- 奨学金を借りた団体に連絡し、返済猶予、返済の金額を決定
- 返済猶予の期間に、スキルアップ・転職を行う
- 半年、1年後に返済開始
奨学金が返済できない、来月だけという方は、キャッシング・カードローンでカバーすることもできます。
いちいち相談するも大変なので、自分で解決したいという方は、プロミスや、アイフルは30日間利息がかからないので、次の月の給料で借りた分の料金を返済すれば問題ありません。
支払い忘れていて、こんなことになってしまったということにならないように借りて解決できるのであれば解決するようにしましょう。
まとめ
筆者は、奨学金の返済を滞らせてしまい、裁判所に呼ばれたことがあります。連絡不精ということもありますが、手紙をみておらず放置しておりました。金額が払えないということではなく、自分が連絡をしなかったからということにつきます。
電気代、ガス料金を支払わずに止められたという経験がある方も多いかと思いますが、それと同じ感覚でやっていると奨学金の場合目に見える形ではありませんので、放置してしまいました。
そうなると上記のような流れがやって来ます。
裁判所の空気感というのは非常に重く、もう体験したくありません。
罪的には重くはありませんし、奨学金のレベルでは重い罪状になりませんし、基本的には和解案に同意して終了になりますので安心できますが、面倒なことは早めに解決していくことをオススメします。